昭和9年(1934年)に発行された海藻図鑑を手に入れることが出来ました。昭和9年といえば、日本が軍国化が進んで行った頃です。著者は水産講習所(後の東京水産大学=現東京海洋大学)教授の東道太郎教授です(すみませんあまり詳しく知りません)。題名の「原色日本海藻図譜」というようにカラーの写真(?)と種の説明がされています。価格は2円20銭。現在のお金でどれくらいかは皆さん調べてみてください。その中から1つ海藻の説明を。やはり「わかめ」でしょうか。
わかめの学名は今と同じUndaria pinnatifidaです。でも最盛期が夏に収穫となっています。えっと思ったのですが、昭和9年にはまだわかめの養殖法が無かったので、全部天然わかめのことを言っていたんですね。九州から北海道西岸に至るほぼ日本全域と朝鮮にも分布していることが書かれています。「わかめ」と「なんぶわかめ」があり、芽株は布株と呼ばれていたようです。加工法も塩干し、湯抜き品、塩抜き品があったようです。葉はいろいろ食用にし、茎は粕漬、味噌漬として、めかぶはすりおろして、「とろろめかぶ」にしたようです。その頃は三陸よりも鳴門わかめのほうが有名だったようです。
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